ソフトバンク光BBフォン

ソフトバンク光BBフォンは基本料無料でセット割に有効

ソフトバンク光でスマホ割引が適用されるおうち割光セットに加入するなら絶対に何らかのソフトバンク光が提供している固定電話サービスに加入する必要があります。

そしてソフトバンク光で利用できる固定電話サービスはホワイト光電話もしくは光電話(N)そしてBBフォンの3種類ですね。

BBフォンと聞いてYahoo!BBのADSLで利用できる電話じゃなかったっけと思った方もいるかもしれませんが、実はソフトバンク光でも提供されています。

他の2つの電話サービスとかなり特色が違うBBフォン、自分に合った電話サービスかどうか見極めるためにその特徴を詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでここではBBフォンの概要について詳しく解説していきながら、ソフトバンク光の他の固定電話サービスと比べてどんなところがおすすめなのかなどにつても検証していきますよ。

 

ソフトバンク光BBフォンの特徴

BBフォンは電話回線ではなくインターネット回線を通して提供される固定電話、つまりIP電話の一種です。

2002年にYahoo!BBのオプションとして登場したサービスで日本におけるIP電話普及のきっかけになりましたが、現在ソフトバンク光でも利用できるようになっています。

BBフォンの最大の特徴は電話番号が050で始まるところでしょう。

市内や市外に関係ない全国一律の電話料金になっている代わりに、市外局番から始まる一般的な固定電話の番号は使われません。

ただホワイト光電話と光電話(N)はネット回線を介した電話サービスで全国一律料金であるもののアナログ電話と同じように市外局番から始まる番号が使え、NTTのアナログ電話で使っていた番号をそのまま引き継ぐことも可能です。

この番号の違いが光電話と名前が付いたサービスとの一番大きな違いになりますよ。

 

電話機は市販のものをそのまま使える

電話番号がアナログ電話と変わると聞くと特別な電話機が必要なんじゃないのと思う方もいるかもしれませんが、BBフォンは市販されているごくごく普通の電話機で利用できます。

なので現在アナログ電話や他社の光電話をご利用中の方はBBフォンに申し込むからと言ってわざわざ電話機を新しくする必要はありませんよ。

BBフォン接続方法
使い方はお手持ちの電話機をソフトバンク光専用のブロードバンドルーターである光BBユニットに接続するだけなのでとても簡単ですね。
図の1⃣に電話機をつなげる事でBBフォンの番号で発着信する事ができます。

 

BBフォンでFAXを使う方法

さらにBBフォンでFAXも問題なく使えます。

電話とFAXの複合機を使っている場合はそのまま使えますが、電話とFAXが別々の機種の場合はFAXを送る時にFAXと光BBユニットと接続する必要があります。

BBフォン接続方法
その際FAXの線を光BBユニットの“phone”と表示された緑のポートに繋ぐのですが、1か所しかないので電話とつながっている線を一旦抜いてFAXのケーブルに付け替えるようにしてくださいね。
FAX送信後は忘れずに電話機の線を繋ぎなおすようにしましょう。

 

ソフトバンク光BBフォンの料金体系

それでは次に気になるBBフォンの料金体系について見ていきましょう。

ソフトバンク光BBユニット

通常ソフトバンク光のオプションに加入すると月々のオプション料金がかかりますが、BBフォン自体のオプション料は0円です。

ただBBフォンを利用するためには上で何度か名前が登場した光BBユニットが必要になるので、このレンタル料が月額467円(税込513円)かかります。

とはいっても月々の基本料金が実質466円(税込513円)というのは他の電話サービスではなかなかないくらいお得ですよね。

また光BBユニットは有料オプションではあるもののソフトバンク光でIPv6IPoE接続の高速インターネットを利用するのに欠かせない機器なので、BBフォンに申し込む・申し込まないに関わらず必要になります。(低速な通信で事足りる場合はこの限りではありません)

そしてソフトバンク光の他の固定電話サービスを選んでも光BBユニットがいることに変わりはありませんよ。

 

BBフォンの通話料

ソフトバンク光BBフォン

基本料金の月額はわかりましたが月々請求される電話代は基本料金と通話料を合わせたものです。

ということでやはりBBフォンの通話料金も見ておかないといけませんね。

電話・通話先の種類通話料金
BBフォン無料
ホワイト光電話無料
おうちのでんわ/BBフォン(M)無料
ケーブルライン/ひかりdeトークS/NURO光電話無料
その他の固定電話サービス
(アナログ電話や上記以外のIP電話)
3分間7.99円(税込8.789円)
携帯電話23時から8時
60秒間20円(税込22円)
8時から23時
60秒間25円(税込27.5円)
PHSセットアップ料金10円(税込11円)
+60秒間10円(税込11円)
海外(230か国以上対象)3分間7.99円(税込8.789円)

この表を見ていただけると一目瞭然ですが無料で通話できる固定電話サービスが非常に多いのが特徴的ですね。

BBフォン同士はさることながらホワイト光電話やおうちのでんわといった他のソフトバンクの固定電話サービスやケーブルラインなどソフトバンクが提携している固定電話サービスとの通話が軒並み無料になっています。

またこれ以外の固定電話との通話も全国一律でNTTのアナログ電話と比べるとお得に利用できますよ。

 

ソフトバンクのスマホへの通話も無料に

ソフトバンクのスマートフォンや携帯電話をお使いの方はBBフォンがもっとお得になります。

ホワイトコール24通話料無料
なんとスマホや携帯電話のオプションであるホワイトコール24に登録することでBBフォンとの通話が無料になるんですよ。
ホワイトコール24は申し込みが必要ではあるものの無料で利用できるサービスです。

My Softbankから簡単に申し込め、家族の分も含めてソフトバンクのスマホや携帯電話の番号を10個まで登録することができます。

BBフォンとソフトバンクのスマホ両方利用するなら申し込まないと損なので活用すると良いかもしれません。

ホワイトコール24定額無料

 

BBフォンのオプションについて

BBフォンにはより安心に固定電話が利用できるオプションが用意されています。

オプションは無料と有料がありますが固定電話のセキュリティを上げたい場合などに役立ちます。

ここではBBフォンのオプションの種類や金額、さらにお得なオプションセットについて見ていきましょう。

ソフトバンク光 BBフォン 無料オプション
ホワイトコール24
ソフトバンク携帯電話とソフトバンクのサービスに加入の方が対象通話割引サービスです(日本国内通話専用)。
月額定額料や登録料は無料。
申し込むだけでおトクな通話が可能です。
電話をかけた相手へ
自分の番号を表示する

通知を選択された場合は、相手先に自分のBBフォン番号が通知されます。ただし、相手先の利用状況によっては表示されない場合があります。
かかってきた番号の
下4桁を表示する

通話料金明細に表示される相手先電話番号の下4桁について、表示/非表示の指定ができます。
WEB通話明細および郵送する明細書(有料)共に反映されます。

 

次に有料オプションとその月額料金などはこちらの表をご覧ください。

(画像は税抜表示)

BBフォン有料オプション

BBフォンオプション名内容月額利用料金登録設定料
番号通知サービス着信番号を全表示300円
(税込330円)
700円
(税込770円)
ケータイ割30携帯電話との通話料を30%OFF300円
(税込330円)
転送電話サービス着信の電話を転送300円
(税込330円)
500円
(税込550円)
オプションパック上記3つをSET500円
(税込550円)
500円
(税込550円)

3種類のオプションと3つのオプションをまとめてお得に使えるオプションパック[500円(税込550円)/月]があります。

オプションを2つ以上申し込むならオプションパックにしてしまう方が月額料金も登録設定料もお得になりますね。

登録設定料はソフトバンク光に申し込むのと同時にこれらのオプションを申し込んだ場合は必要ありませんよ。

 

おうち割光セットには固定電話サービス(BBフォン)が必須

ここではおうち割とBBフォンの関係について見ておきましょう。

おうち割光セットやおうち割光セット(A)を適用するには

  • ソフトバンクが指定するBBフォンなどの固定電話サービス(ホワイト光電話光電話(N)でも可)
  • 光BBユニットのレンタル 467円(税込513円)
  • Wi-Fiマルチパック 990円(税込1,089円)

という3つのオプション加入が必要です。

オプションパック割引

※図は光電話(N)となっていますが、ホワイト光電話やBBフォンでもOK。
※図の金額は税抜表示です。

ただおうち割光セットのオプションパックとして3つまとめて月額500円(税込550円)で利用できるようになるんです。

BBフォンの月額基本料金は光BBユニットのレンタル料466円(税込513円)ですが、それにたった34円(税込37円)足すだけでWi-Fiまで利用できてしまうのは嬉しいですね。

 

ソフトバンク光BBフォンのメリットとデメリット

ネット上でBBフォンは、いるかいらないかといった議論をよく目にします。

ソフトバンク光の固定電話サービスは他に2つもあるので、BBフォンを申し込むべきか他のサービスにするか悩んでしまう人が多いのも頷けますよね。

ここではBBフォンを申し込むかどうか決めきれないでいるという方のためにBBフォンとメリットとデメリットを紹介しながらソフトバンク光の他の固定電話サービスの違いも紹介していきますよ。

 

BBフォンのメリット

まずはやっぱりBBフォンのメリットからです。

  • BBフォンやホワイト光電話などソフトバンクが運営したり提携している固定電話サービスとの通話が無料(光電話(N)はフレッツ光のサービスなので除く)
  • ホワイトコール24への登録でソフトバンクのスマホとの通話料が無料に
  • BBフォン自体のオプション料は0円[光BBユニットレンタルのための月額466円(税込513円)
    が必要]
  • きれいな通話音質
  • 電話機もFAXもそのまま使える

無料通話できる電話サービスが多く特に家族にソフトバンクのスマホユーザーが多ければ月々の電話代がかなり抑えられそうです。

またたまにBBフォンが繋がらないや音質が悪いといった意見を耳にすることがありますが、それはYahoo!BBのADSLで提供されていた当時の問題です。

ソフトバンク光で提供されている現在のBBフォンの音質はかなり向上していて、スマホやPCで使えるアプリを利用した無料電話よりきれいに聞こえますよ。

memo

おうち割光セットの必須条件で固定電話サービスが条件としてありますので、元々固定電話を利用していない場合は固定の月額料金が発生しないBBフォンを利用すると負担は無くなりますね。

 

BBフォンのデメリット

次にBBフォンのデメリットも紹介しておきましょう。

  • 電話番号が一般的な固定電話の番号と違い050から始まる
  • 緊急通報やフリーダイヤルにかけられない
  • 他の固定電話サービスに番号ポータビリティできない

通話料がおさえられるBBフォンへの加入を戸惑う一番の理由は電話番号が050から始まるものに変わってしまうというのがあるのではないでしょうか。

光電話だとNTTのアナログ電話の番号をそのまま使えるのでどうしても不便に感じてしまいます。

またこれはあまり知られていないかもしれませんが、BBフォンは110番や119番の緊急通報やフリーダイヤルにかけることが出来ないんです。

ここにBBフォンでは繋がらない番号をまとめておきます。

BBフォンで発信できない番号

緊急通報と3桁番号 110,119,113,114,118,122,141,171,177,188,189

フリーダイヤル等 0120,0800,0990で始まる番号

今はほとんどの方がスマホや携帯電話をお持ちなのでそんなに困らないかもしれませんが、特に緊急通報ができないというのは気になる方もいるのではと思います。

また番号の特性上他の固定電話サービスへ番号ポータビリティすることができず、解約した時点でそれ前使っていた番号はもう使えなくなってしまうので注意してくださいね。

 

ホワイト光電話や光電話(N)との違い

メリットとデメリットを踏まえたうえで今度はソフトバンク光の他の固定電話サービスと比較してみましょう。

まず一番の違いはやはり番号ですね。

BBフォンは050から始まる番号ですが、ホワイト光電話と光電話(N)はアナログ電話と同じように市外局番から始まる番号で他の固定電話サービスからの電話番号の引継ぎが可能です。

さらに緊急通報やフリーダイヤルへも繋がるようになっていて、音質もBBフォンより若干クリアですよ。

次に基本料金なのですがホワイト光電話と光電話(N)は光BBユニットのレンタル料467円(税込513円)とは別に、さらにオプション料が500円(税込550円)~必要になります。

ただおうち割光セットに加入する場合は3つの電話サービスのどれを選んでも光BBユニットレンタルとWi-Fiマルチパック合わせて500円(税込550円)~になるので、あまりBBフォンにする利点はないんですよね。

次に電話のオプションについてはホワイト光電話や光電話(N)の方が豊富に用意されています。

最後に通話料金についてなのですがまず光電話(N)と比べた場合はBBフォンの方が断然お得になります。

というのも光電話(N)はフレッツのサービスをソフトバンク光で名前を変えて提供しているので、ソフトバンクのスマホやソフトバンクの固定電話サービスとの無料通話を利用することができません。

ただホワイト光電話の場合はBBフォンと同じようにソフトバンクのスマホやソフトバンクが提供する電話サービスとの通話が無料になります。

こうして比べてみるとソフトバンク光の固定電話サービスの中ではBBフォンよりもホワイト光電話のお得さと使い勝手の良さが目立ってしまいますね。

 

BBフォンはこんな方におすすめ

BBフォンは一体どんな方におすすめなのか、ここでズバッとまとめます。

  • 固定電話はほとんど使わないのでなくてもいいがおうち割光セットを申し込むために固定電話に申し込まないといけない
  • おうち割光セットに加入しないし固定電話はほとんど使わないけど一応家電を置いておきたい

家電はあまり使わないという場合は基本料金が安くてさらにかかってきた電話をスマホなどに転送するオプションも安くつけられるBBフォンにとりあえず申し込んでおくと便利です。

番号が050から始まるのを気にしない方にとっては決して悪いサービスではありませんよ。

 

光電話(N)と同時に利用することも

BBフォンの活用方法として光電話(N)と合わせて両方利用というのもあります。

なぜこんなことをするのかと言うと先ほど少し触れたように光電話(N)だとソフトバンクのスマホやソフトバンクの固定電話サービスとの通話にも通話料がかかってしまいます。

じゃあ最初からホワイト光電話に申し込んだらいいじゃないかと思ったかもしれませんが、ホワイト光電話はNTT発番の電話番号しか番号ポータビリティができないんです。

一方光電話(N)だとNTT発番の番号に加えて

  • フレッツ光発番の番号
  • 光コラボ発番の番号

も引き継ぐことができるというメリットがあり、こちらを選ぶ方も結構います。

光電話(N)とBBフォンを一緒に利用する場合受話器を上げてそのままかけるとBBフォンの番号からの発番になります。

ただ相手先の電話番号の前に【0000】をつけて発信すると光電話(N)からの発番になるので、簡単に使い分けすることができるんですよ。

また緊急通報はわざわざ【0000】を最初に押さなくても光電話(N)からかけられます。

このように光電話(N)とBBフォンの同時使いはお互いのデメリットを補ってくれるのでおすすめですよ。

光電話(N)とBBフォンのどちらの回線を使っているのかは、BBフォンでかける場合は番号を押した後の接続音が“プププ”という独特の音になるので耳で簡単に聞き分けられます。

かけた電話番号によって“プププ”の回数が違うのですが以下のようになっていますよ。

“プププ” × 3回ソフトバンクのスマホや携帯電話にかけた場合
“プププ” × 2回ソフトバンクが運営・提携している
固定電話サービスにかけた場合
“プププ” × 1回その他の番号にかけた場合

 

ソフトバンク光BBフォンの申し込み方法と解約方法

最後にBBフォンの申し込み方法と解約方法を紹介しておきます。

これからソフトバンク光に申し込む予定でもうBBフォンに加入すると決めているという場合はソフトバンク光の申し込む時にBBフォンやそのオプションにも加入したい旨を一緒に伝えてください。

またソフトバンク光の申し込みは高額キャッシュバックのキャンペーンを行っている代理店から申し込むのが一番です。

この場合は代理店に直接BBフォンにも加入したいと伝えると手続きを進めてもらえますよ。

 

BBフォンの申し込み方法

ソフトバンク光は開通済みだけどこれから改めてBBフォンを申し込みたいという場合はどうすればいいのでしょうか。

  • My Softbankから申し込み
  • ソフトバンクショップやワイモバイルショップから申し込み

My Softbankからの申し込みがネットさえあればいつでもどこからでもできるので一番簡単なのではないでしょうか。

利用開始後光BBユニットと電話機を自分で繋ぐ必要がありますが、接続は簡単なので安心してください

 

BBフォンの解約方法

申し込んでみたもののやっぱり使わない、ホワイト光電話に加入しなおしたいというような理由でBBフォンを解約したいという方もいると思います。

解約はMy Softbankから簡単にできます。

でもおうち割光セットを適用している方は注意してください。

BBフォンを解約して他のソフトバンク光の固定電話サービス加入しない場合、おうち割光セットの適用の要件を満たさないためスマホ月額料の割引が終了してしまいます。

おうち割光セットを適応している場合もそうでない場合もBBフォン自体のオプション料金は0円なので、他の電話サービスに変えたいという場合を除きわざわざ解約する必要はないと言えるのではないでしょうか。

 

ソフトバンク光BBフォンのまとめ

BBフォンはホワイト光電話と比べるとサービス内容が若干見劣りしてしまうものの、使い方によってはなかなか便利なサービスです。

おうち割光セットを適用したい場合は全く使わないとしても固定電話に申し込まないといけないので、とりあえずBBフォンに加入しておくというのもありですよ。

スマホや携帯電話で代用できるとは言うものの、いざという時に焦らないためにも緊急通報やフリーダイヤルにかからないということは頭の隅に置いておいてくださいね。

また光電話(N)を利用している場合はBBフォンと併用することで基本料金はそのままで月々の通話料を抑えることができます。

光BBユニットは高速通信の為にレンタルしていると考えた場合、BBフォンは基本的に無料と考える事ができますので、無料なら不要でも納得できる面があるのではないでしょうか。

ソフトバンク光はキャッシュバックをもらってお得に申し込む事ができますが、申し込む代理店を間違えるとキャッシュバックがもらえない可能があります。安心できる代理店エヌズカンパニーについて詳しくご紹介していますので参考にして頂ければと思います。